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アル ミンハル アル ダジャジャー

みんなこどもだった

黒足サマのところからトラバです。土橋周平さんという方が書かれた『みんなこどもだった。』という本に関する記事なんですけど、もちろん自分は黒足サマのところの記事をみてはじめてその本の存在を知ったぐらいですから、未読です。よって『この本はすごくいいよ~』というような書評を書くことは出来ないんですけどね。

じゃ、なんでトラバしたのさ?という話になりますれば、多分黒足サマのご期待とは全く違ったところでトラバする気になってしまったんです。この本を広めよう!とか、力いっぱいそういう意気込みがあった…というわけではなくて『著者が作った形』に惹かれてしまったのですよ。

土橋周平さんのHPの下の方にある『みんなこどもだった。』の記事から辿ることが出来る、彼が旅を続けた行路を記した地図があります。黒足サマは『鳥の羽のように』と表現されていたそれをみたとき、自分はふと星座を思い浮かべました。『そういえば確かはくちょう座ってこんな感じじゃなかったかな…?』

実際の形とはだいぶかけ離れてはいますが、そんな印象のある形。

子供の頃に理科の宿題で数時間北の夜空の星を観測して観測結果を絵に描いてこいというものがあったんですが、描かれた観測結果には生徒によって様々な北極星がありました。動かないはずのそれが時間の経過とともに動き続ける様はまさに不可思議なものでしたが、恐らくこの『動く北極星』の中にはくちょう座のくちばしを司る『アルビレオ』や尾の部分にあたる『デネブ』が含まれていたんだろうなぁと今にしてみれば思うわけです。なにせ、その位置に出てる星はどう考えても天の川に突っ込んでるよなぁ…というものまでありましたから(笑)

この行路ではさしずめチュニスが『アルビレオ』でリヴァプールあたりが『デネブ』でしょうか?

ヨーロッパに描かれた『はくちょう』は夜空のものに比べればはるかに規模は小さいのでしょう…それでも、土橋さんが描かれた鳥はとても大きなものです。

サイトにはその旅の最中に撮影されたと思われる写真が何枚か掲載されています。

 たくさんの『静』とたくさんの『動』

 あふれた『光』と沈みゆく『闇』

 きれいなものと目をそむけたくなる汚れと

 街角の『子供』と流れの中にいる『大人』と

 大都市のひといきれと時代を渡る建造物と

 それから空と!

すごいものですよ。この形の中にはこれがぎっしり詰まっているのかと思うと、ホントに凄いことですよ。自分が生きている間に直に目にすることが出来る場所なんてホントに限られていると思うんですが、この方はこの形を作った分だけぎっしりとこの光景たちを脳裏に詰込んできてるわけですよ。だから、この写真たちがどんなふうに綴られているのかには興味がわきましたねぇ…

ただ、個人的にはタンジールやフェズの白亜の壁と影から出来る白と黒の世界もみてみたかったかな?自分では多分きっと行くことは叶わないと思うから余計に…ネ。

アル ミンハル アル ダジャジャーの街、チュニスに想いを馳せて…

どっぺん。。。

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by r_elemental | 2004-11-17 20:53 | 気晴らし散歩中(リンク)
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