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ミラーイメージ(立読…せこっ(*_*))

以前マルチヴァックサマから教えていただきましたアシモフ短編集を昨日会社の最寄駅近くの本屋で発見しました!

でかい!ぶ厚い!重い…そして何より高い!!

でも31編も掲載されているそれはそれは貴重な1冊です。欲しい…正直昼飯抜いて金ためてでも欲しいと思いましたわ。(※ちなみに昼飯はお弁当派なので1食せいぜい高くても200円程度。よって15食分ぐらいは我慢しないと貯まりません…)
残り冊数5冊。本がなくなる前に自分の極貧財布からなんとか本代を捻出して買う所存。ええ、もうなんとしてでも購入しますとも!

でも…ちょっとだけフライング(^^;)というわけで長年探し求めて来たミラーイメージ翻訳版!これだけは、本屋で立読みしてしまいましたわ~

いやはや、相変わらず中高生の英語翻訳マニュアルに則ったような文章の硬さはあるものの(=ちと日本語としてはわかりにくいっす(^◇^;))やはりアシモフ作品です!あの短い文章の中に広大な世界観がつまっている!なのに、話は結構日常に即したところでまとまっているんですよね(^^;)それがまたいいんですケド。突然現れた非日常を象徴するようなR-ダニールとベイリの友情と信頼は相変わらずで、そしてベイリの『経験に基づく推理』も変わらないもので。言われてみれば当たり前のような経験則に基づく話なのに、ダニールが相談を持ちかけてきたところを読んでいる時点では『はて、難解な。どうやって解決するんだろう?』って、アシモフの仕掛けたわなにすっぽりはまっているんですよね。これが解決したときには妙な爽快感がある(*^^*)!

ただ、この短編は他のものに比べるとどうしても『長編あっての短編』のようなところがあって、R-ダニールが何故こんなにもベイリを信頼しているのか?であるとか、ベイリが何故頑なに『自分はロボット心理学者ではない』と問題解決に関わることを拒むような素振りをみせながらも、解決の糸口をみつけるために動き出したのかなど…やはり長編での彼らの活躍があってこその話なんだなぁ~って思うんですよ。

最近はアイ・ロボット上映記念でアシモフ作品がばんばん再販されているのでうれしい限りなんですが、ロボットと帝国(で、タイトルあってたかな?)の下巻が平積みされているのをみると、未だに思い出してはちと涙してしまいます…(ジスカルドファンにはたまらん本なのデス…)それから短編集の最後に掲載されているアンドリューの話(おもいっきりタイトル変えられちゃってるのがちと不満(-""-;))は短編の中でも最高傑作なのではないかと思われますので、是非皆様も書店でおみかけの際には、最後の作品だけでも読まれてみてはいかがでしょうか(^^;)?(って宣伝しているようで、本屋にとっちゃとんでもない宣伝だな…こりゃ(´ヘ`;))

どっぺん。。。
by r_elemental | 2004-09-16 10:56 | ごあいさつ、もろもろ。
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