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平平凡凡が如何に凄いことであるかを知ること。

平凡な毎日で退屈…
何か面白いことはないか?
何か変わったことはないか?
何かエキサイティングな日々が送れる方法は?

自分がどこぞの物語の主人公のようになって、RPGのように進んでいく世界を望んでいるのか。
はたまた具体案などなく、ただ日常からの脱却を望んでいるのか?
小説のような生き方を望んでいるのか?

そういういっぱいの『望み』は多分あちこちに浮遊していて、平凡を『良いこと』だと感じていない人は結構多くいるのだと思います。
そして、少し波立つ人生のイベントが起こったとしたら、その時は自分の不運を嘆くのでしょうが、結果的にハッピーエンドにつながりさえすれば、それはちょっとしたスパイスだったと考えられるのではないかと勘違いしている人は、多分きっといっぱいいるのだと思います。

そんな波立つ人生なんてホントはいらないです。
はじめから平凡でいいんです。それこそが一番凄いことなんです。何のトラブルにも不幸にもみまわれず生きることが出来るというのがどれほど凄いことなのか、静かに流れる平凡な時間を維持することがどれだけ凄いことなのか。

平凡を嘆く人に伝えたくても、きっと自分には説得力なんて皆無ですね。

今日、数年振りのコンサートに行きました。
奇跡的にチケットをあてた人は仕事先の男性でした。
ペアチケットだし一緒に行く人がいないから、どうかと言ってもらったものでした。

正確にいえば、一緒にチケットを使って行く必要がある人は、今はもういないから…自分が代わりにチケットを使いました。

彼の最愛の人は今頃彼の指輪の中で眠っているのでしょうか?
大好きなアーティストのコンサート、彼女は少しでも楽しめたのでしょうか?
彼はきっと彼女のことを忘れたりしません。最後の曲に涙しそうになりながら、きっと彼女とコンサートを堪能していたのだと思います。

事情を知らなかったとはいえ、手放しで大騒ぎしながら同行した自分に『彼女が好きだったアーティストだったし、本当にそのアーティストを好きでいてくれる人にチケットを使ってもらえてよかったよ』って言ってくれました。

彼女は楽しんでくれましたか?
貴女がチケットを持って一緒にはしゃぐことが出来た頃に、自分も同じ一ファンとしてお話してみたかったです。きっと一緒にはしゃぎまくって大騒ぎ出来たんじゃないかな?

彼は彼女と彼女の想い出を連れて会場にやってきていたんですね。
チケットありがとうです。本当にありがとう!

平凡な日々を過ごすことが出来るのは、とても凄いことです。
自分は少し波立った淵を歩いていることが多いような気がします。
そんな淵で出会った人たちに、ほんの少しでもいい、安らかなる時を…

どっぺん。。。
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by r_elemental | 2006-10-16 00:28 | 折り詰め作成中(日常雑記)

それでも夜は明ける

目の前の座席にいた、タメ歳の先輩が入院しました。
数ヶ月前から持病の腰痛が悪化したと言っていましたが、入院直前は明らかにただの腰痛ではなかったようでした。
痩せ細り、腹と足は無残に腫れていたといいます。

『もう歳ですねぇ~腰痛の治りも悪くなってるし!』
『また1つ歳くっちゃいましたねぇ~!オジサン街道まっしぐらですねぇ!』

そんな声をかけられるような雰囲気ではなかったことも気付いていました。

悪性リンパ腫ってご存知ですか…?

これから抗がん剤の投与が始まるそうです。弟さんが会社に来て、長期休暇の申請をしたようでした。
『とりあえず3ヶ月、その後は様子見なんですが…すぐに席撤去したりしないでもらえますか?』それが弟さんの言葉だったそうです。

総務のジジィがいそいそと『荷物まとめた方がいいかな?』なんて話しながら自分の前をうろついてました。どんな顔しているのか、ちっとも表情がみえませんでした。
上司から残業時間帯に話がありました。そんな時間帯に残っている人間は限られているし、むやみに病名を広げる必要もないからだと思います。

『これからは近くにいる人間が気をつけて声かけてあげないと。近くでみてるのに放置じゃねぇ?』
毎日一番近くの席にいて、毎日バカな話してました。
気付かなかったわけじゃない。でもいえないことってある。
…そんなことありえないよ…と思っていることを口に出していいたくないことだってある。

でもそれが病気を悪化させた一因であることには変わりないし、ことなかれ主義で逃げの口実だといわれても仕方の無いことだとも思います。

座席は弟さんの望みどおり、まだ残っています。まだ誰も見舞いに行っていないそうです。そして、自分は行きません。もし自分だったら、会社の人間にそんな弱った姿をみられたくないから。恐らくそういう感覚は近い人だと予想出来るので、行きません。

今日は部署の親睦会で皆飲み屋に出かけていきました。
自分は仕事で会社に一人残っています。

ぼんやりと今、『がんって何だろう?』って思いました。

ただひとつわかるのは、誰かがどこかでそれをわずらったとしても仕事は発生するし、飲み会だってあるし、雨は降るし、風だって吹く。月は満ち欠けを繰り返すだろうし、潮だって満ちて干いていく。人は喜怒哀楽を捨てることはないだろうし、時間は過ぎていく。
そして、どんなときでも夜は明ける。

今までと何も変わらないんだと思います。
少しのインターバル…残業を続けます。

夜明け特有の青の時間帯、あの透空をぼんやりみるのは嫌いじゃないです。
眠らずにその時間を待つのは嫌いじゃないです。
暗い空に浮かぶ雲の流れがわかるぐらいに、闇空を見据えながらその時間を待つのは嫌いじゃないです。

どっぺん。。。
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by r_elemental | 2006-10-06 22:09 | 折り詰め作成中(日常雑記)