行きたいけど『踊る~』トラウマ。

いきなりですが…いや、前にも書いたことはあると思いますが、まんたろうは『踊る大捜査線』がかなり好きだったりします。というわけで、この間(?)のスピンオフ企画の『交渉人真下正義』にもレディースディを利用して映画館でしっかり観賞してきました。(しかし、あまり面白くなかったなぁ(T_T))
そんなわけで、今週末公開になる『容疑者室井慎次』もしっかりみにいくつもりではいるんですが(しかしレディースディの1000円狙い)、どうやら今回この映画のカウントダウンを六本木でやるらしく、そして舞台挨拶に俳優さんが来るらしく…

そして何よりまだチケットが余っているらしく!?( ̄□ ̄;)

な、なんでだ?!人気シリーズじゃなかったのか?とかなり疑問なのですが、兎に角僅かながらに残っているらしいのです…。こりゃファンならやっぱり行きたいって思いますよね?役者さん間近でみる機会なんてまずないし。しかしですね…まんたろうにはちょっとしたトラウマがありまして、こんなおいしいチャンスなのにいけなかったりします。

実は数年前にこんなことがありました…

当時は『踊る~2』の公開の年で、その頃のまんたろうは今以上に『踊る~』が好きでした。(今も好きですケドね)そんなこともあり、出来るだけ早く公開される映画をみたい!ということで、当時メディアージュで行われたオールナイトのカウントダウンをみにいくことを決意!頑張って電話をかけてチケットをゲットしたのでした。しかし、当時はカウントダウンに役者さんが挨拶に来るようなこともなく(と、本人は思っていた)ただ早めにみれるというだけのものだと思っていたので、普通に『映画楽しみたい!』という気持ちだけだったんですね。純粋に『早めにみれたらいいね~』って。

そして、夜だということもあり、人出も少ないだろうからということで当時まだ自力で歩けていた母上と一緒に行こうと思って二人分のチケットを取ったのでした。自分ひとりではないので、もちろんお台場のホテルも押さえました。どうちらかというとホテルで泊まって優雅に映画をみてお台場観光をして帰ってこれればいいな…という気分だったわけです。

その夜、映画館の周辺は何やら不思議な雰囲気になっていました。自衛隊のような格好をした人や、警察官のような格好をした人。真夏なのに皆長袖だったり、中には例の青島コートを着ている人までいました。そうでない人は皆おそろいのTシャツを着ていたようでした。

スタッフの方が四苦八苦しながら入場者を並ばせようと声をかけていたのが聞こえてきました。しかし、その方々が誘導していたのは階段を使う入場口でした。母上はまだ歩けていたとはいえ当時既に足が悪くなっていたので、なるべく階段をさけて移動しているといった時期でした。

そんなわけでスタッフの方に『エスカレータやエレベータを使うところから入場することは出来ませんか?』と声をかけてみたのです。しかし返って来た答えは『NO』でした。
当日はメディアージュ内部にあるチケット売り場前広場でグッズの発売もしていたこともあって、グッズ購入目当てに並んでいる方々の割り込みと間違えられてしまったようでした。

なんとか足をごまかしごまかし入場者の列に並んでいたのですが、やっぱり途中で足の痛みに耐えられなくなって列を抜けました。他の入場の人があらかた入ってしまってから後からひっそりと入ることにしました。

そんなわけでぎりぎりに入場したのですが、座席が通路側ではなかったために既に他のお客さんが座っているところへ声をかけながら自分たちの席までいくことになりました。母上は足が悪いので何度もつまずいては座っている方に寄りかかってしまったりして、この時点でかなり迷惑をかけてしまっていました。でもけっしてわざとやっているわけではなかったんです。早めに入場したくても入場出来ない事情もあったし、転んだのだってわざとじゃないんです。それでも映画を楽しみにしている方々にはとても迷惑だったようでそのとき既に心証は最悪レベルだったと思われます。

そしていざ上映!久々の映画ということもあって母上も楽しそうでした。『おもしろいね!』『このシーン笑えるね』などなど、ひそひそレベルとはいえお互いに声をかけながら観賞していました。母上の足腰が痛み出さないことを祈るような思いでみていただけに、楽しそうな声が聞こえているうちは大丈夫だ、本当によかったと思ったものでした…

そしてエンディングテロップが流れ出した頃、母上がトイレに行きたがりました。普通の人なら終わるまで我慢することも出来るのですが、母上の場合それが出来ない事情がありました。(下腹部系に関する病気で身障者手帳を持つ身なのです)本人的にはかなり我慢していたようですが、エンディングテロップが流れ出したのでそろそろいいかと思ったようで隣の方に『すみません。通してください』と声をかけました。しかし…

こちらを無言でみると、足を前の座席にかけるようにして通路を塞いだのです!

びっくりしました…しかしこちらも事情が事情なだけに『どうしてもダメですか?』ともう一声かけると『ダメだ。座れ!』の一言とともに、更に足を前の座席にかけ直しました。正直泣きそうになりました。ここで事情を話せば通してもらえたのかもしれませんが、見ず知らずの方に母上のハンデの話をすることがどうしてもためらわれてしまったのです。『どうしても我慢出来ない事情があるんですがダメですか?』小声で言ってみましたが、既に聞いてもらえることはありませんでした。

そしてエンディングも終わり周囲の照明が戻ってきた頃、やっと通路を塞いでいた足をおろしてもらうことが出来ました。足が悪いので『急いで』といってもどうにかこうにかといった感じでトイレに行った母上が一言、

『1本みれたからあたしホテルの部屋に戻ってるよ。あんた一人でもう1本みておいで。楽しみにしてたんだからさ』

実はこのとき、最新作の後に『踊る~』の1作目も上映されるという2本立てのプログラムだったのでした。でも…もう戻る気はありませんでした。そこで、座席に荷物を取りにいくと、通路を塞いでいた男性が自分に声をかけてきました。

人が折角映画みてるのに、べちゃくちゃしゃべるし途中でトイレなんて迷惑なんだけど。少しは考えて行動してください

気がつけば周囲の座席の人にまで『迷惑でしたよね?』と声をかけていて、しかも周りもみんな『そうだよ、立ち上がられたら見えなくなっちゃうし、うるさいし』と口々にいいはじめました。皆同じTシャツを着ている人ばかりでした…こうなるともう謝って出てくるしかありません。

エンディングまでトイレを我慢していた母上の努力は結局まったく報われなかったのでした…後から知ったことですが、このエンディングテロップで出てくる写真がファンには垂涎モノの映像だったようで、それを知らなかった自分たちはもう終わりだから大丈夫だと思っていたのですよ。

楽しく映画鑑賞のつもりが、結局母上には辛い思いをさせてしまいました。
でもひとつだけ…当時のその方々に言いたかったなっていまだに思うんですよ。確かにご迷惑いっぱいかけてしまったとは思うんですよね。知らないとはいえ邪魔してしまったことは不快にさせてしまったと思うんです。

でもね…健常者と同じように出来ない事情がある人間は、そういうイベントに参加しちゃいけませんでしたか?足が悪くてどうしても並ぶことが難しい人間が階段を使わずに入る方法を模索することはいけないことでしたか?

『踊る~』はとても大好きなシリーズです。でも自分はもう2度とそういうイベント的なものに行くことはないと思います。身障者も同じように楽しむことが出来る環境が整うまでは…

どっぺん。。。
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by r_elemental | 2005-08-22 15:23 | 折り詰め作成中(日常雑記)
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